ご安全に。
これからの時期に注意しなければいけない一つに一酸化炭素中毒があります。
石油やガスストーブ等で室内を温める際には、特に気を付ける必要があります。
作業場所を閉め切った中での内燃機関の使用も思わぬ災害となります。
酸素が少なくなったまま燃焼を続けると一酸化炭素が発生します。
一酸化炭素は、無味・無臭、無刺激のため自分では気づきません。
仮に気づいた時でも運動神経が麻痺していて、体が思うように動かないのです。
私たちの身体は、酸素を赤血球のヘモグロビンへくっつけて体の隅々まで運んでいます。
一酸化炭素は、酸素の300倍もの早さでヘモグロビンとくっつき酸素運搬を妨害します。
その結果、酸素が身体に行き渡らなくなり様々な障害が起きます。
これが一酸化炭素中毒と言われるものです。
頭痛から始まり吐き気やめまいとなり、最悪の場合は死に至ります。
対策は、室内の酸素濃度を低下させないように定期的な換気です。
一酸化炭素発生による危険が予測される場所では、警報装置の設置をします。
石油ストーブや内燃機関を使用する職場では、一酸化炭素中毒の教育を徹底し周知しましょう。
▽タイトル「青パパイヤ」
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写真撮影は、私の兄三浦秋男氏です。

▽田中安全衛生コンサルタント事務所