ご安全に。
学校といっても大学の受動喫煙防止についてです。
やはり学校ということで事業所と違い建物内禁煙されており素晴らしいです。愛煙家の先生や学生も多いようで多くの喫煙所がありました。
ここのところ喫煙所に入る機会が多くなりました。私も被害でしょうか、頭がクラクラし喉が痛くなりました。
さて早速、敷地内の喫煙所を見させていただきました。平成14年健康増進法制定で対応した当時から余り改善されていないようでした。
建物外で敷地内へ喫煙所を設置されていますが、正規な屋外喫煙所ではありません。閉鎖系屋外喫煙所として屋内と同様な管理が必要です。
つまり、粉じん濃度0.15mg/㎥、気流0.2m/s、一酸化炭素濃度10ppmを守る必要があります。そのための換気装置設置や点検、測定といったことも継続実施しなければいけません。
屋内喫煙所や閉鎖系屋外喫煙所は、維持管理費だけでも馬鹿に成りません。
やはり、まずは屋外喫煙所、そして敷地内禁煙へ向かうべきです。そのための施策を組織として進めなければいけません。
敷地内禁煙を実施する大学が増えています。つまり方向性はハッキリしていますのでステップを踏んで「あるべき姿」へ向かうと良いでしょう。
事業所方針で「選択と集中」の話をよく聞きます。喫煙所も目立つところへ1箇所のみとし、きちんとした屋外喫煙所を作り徹底して管理する方法もあります。不特定多数の方の出入りが多い大学は、地域の模範に成ればしめたものです。受験生も増えると思います。
更に魅力ある大学にする丁度良い機会ですので、関係者のご健闘を祈ります。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所