ご安全に。
難関な試験の割には知られていない労働安全衛生コンサルタントですが、現在の数を考えてみましたので、ご参考ください。
この試験は昭和47年に労働安全衛生法が制定されたときより始まっていますので今まで45回程行われています。
最新の数ですが、労働安全コンサルタント987名、労働衛生コンサルタント1340名です。そして、私のように安全と衛生の両方を保有している労働安全衛生コンサルタントは、たったの145名です。45年間のトータルで日本のコンサルタントは2472名が活躍中ということになります。
この2472名を多いと思うか、少ないと思うかですが・・・。
個人の感想としては非常に少ないと思います。少ない理由のひとつに、この試験の特徴としてコンサルタントという性格上のためか60歳前後の受験生が大半であり、時短く高齢となり活動中止される方も多く、こんな数になるのでしょう。
私もこの部類に入るのですが、できるだけ長く活動できればと今更ながら思っています。
ちなみに最難関とされる司法試験合格者は、毎年2000名前後で推移しているようです。そして弁護士については4万人近くの方が全国で活躍しておられます。
私のように地方にいますと弁護士には中々会えませんが、実はたくさんおられて個人事務所開設等して頑張っておられるのです。
この数の違いがマイナー資格にしている理由のひとつでもありますよね。
また、この資格にはそれぞれ専門分野があります。私の安全コンサルタントの専門は機械ですが、807号に登録されました。つまり、45年前に第1号が出て今年の私は807番目ということです。
そして、衛生コンサルタントの労働衛生工学は、705号ですので705番目です。
こんなに数の少ない労働安全衛生コンサルタントですが、一人でも多くの方に知っていただくことと現場の方と一緒になって具体策を考えることで事業所の安全衛生レベル向上に少しでも手助けさせていただきますので、ご連絡お待ちしております。