田中安全衛生blog

安全衛生全般についての日々の出来事や感じた事を書いています。

2019年01月

ご安全に。
事業所の設備や保全職場へ行き思うことです。
ピシッと整頓された職場は、実に気持ちがよいものです。
綺麗に備品が並び、工具類が整然と置かれているのです。
その後、隣の製造職場へ行けば雑然とした風景が飛び込むことがあります。
何が違うのでしょうか。
そう言えば、帰宅時に自分の机の上に何も置かない状態で帰ることをウルサク言われたことを思い出しました。
本来どこの職場も「ピシッと整頓」状態は続かないでしょう。
「ピシッと整頓」を継続されている職場は、点検・チェックを繰り返し行っているのでしょう。
チェック、チェックまたチェックの精神を持ち続けましょう。
▽タイトル「益田税務署前」
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写真撮影は、私の兄三浦秋男氏です。

▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
私が、機械加工職場へ配属になって初めて使った機械がフライス盤です。
フライス盤は、主軸部に刃物を取り付けて回転させ、固定させた材料を動作させて加工します。
フライス盤は、旋盤のように材料が回転するのではなく、刃物を回転させます。
旋盤に比べれば回転物が刃物ということで管理がし易いと言えます。
作業者は、このような気持ちから安易に回転中の刃物近くに身体を近付けます。
その結果、回転物への巻き込まれや刃物への接触による切創災害が起こります。
そして、現場時代後半にはマシニングセンター等のプログラム(NC)制御による機械へと変わります。
NC制御により高速化や無人化が実現することになります。
しかし、プログラムを間違えた際の動きは、凄まじいものがあります。
20mm径のエンドミルと言われる工具等は、回転中に折損すれば弾丸ライナーのように周囲へ飛来します。
この様な光景を幾度か見たことがありますが、身体に当たれば重篤災害は免れません。
その頃にヒューマンエラーへの対策の話は出ませんでした。
今思えば、ハード対策と併せて行動面への措置をすれば、効果的な対策となったことでしょう。
中小事業所では、まだまだフライス盤作業も存在していることと思います。
フライス盤にもたくさんの危険要因がありますので、対策を講じて安全作業をしてください。
▽タイトル「こんにちは」
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写真撮影は、私の兄三浦秋男氏です。

▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
高所からの墜落や転落は、重篤災害となります。
同様に、高所から物を落として、下の人へ当たる飛来や落下も大変に危険です。
足場等では、高さ10cm以上の幅木を設けることが義務付けられています。
ボルト1本でも落下させて下の人へ当たれば、痛いぐらいでは済まされない災害となるでしょう。
建築現場では、朝顔やメッシュシート等で通路などへの物の落下を防いでいます。
私もクレーンの点検や検査で高所に上がる際は、出来るだけ物を持って上がらないように気を付けていました。
検査記録等のためのバインダーを持って上がらなければいけないことも多く、細心の注意をしていました。
高所で物を使う必要がある時は、工具ホルダや紐で身体と繋いでおくことも必要です。
また飛来や落下物災害を防ぐ基本は、上下作業の禁止です。
作業前の打ち合わせを確実にすることも重要ですが、発生した場合は責任者へ報告し作業調整することが大切です。
▽タイトル「10(テン)ちゃん」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
一般工作機械の中でボール盤の次に多いのが旋盤ではないでしょうか。
旋盤は、主軸部に材料を掴み回転させ、固定した刃物を直線的に前後左右に送り動作させて材料を加工します。
この旋盤について、安全上の問題点と対策を考えてみます。
旋盤は、材料が回転するという特徴があり、これが思わぬ災害を引き起こします。
私も十代頃から汎用旋盤を使っていたのですが、材料が回転するのは怖いものです。
材料の掴み不良や回転不良で、材料が外れて飛来すれば重篤災害となります。
現場時代後半は、NC旋盤に代わったのですが、これまた怖いことです。
NC旋盤は、回転数や動きをプログラムにより打ち込んでいきます。
打ち込む際に、プラスとマイナスを間違えたり、ゼロがひとつ多かったりしたものです。
何度も確認するのですが、慌てて省略してしまえば、重篤災害或いは機械破損へと繋がります。
また回転している材料の切削屑での巻き込まれや切創の危険もあります。
対策として、回転物は飛来することを前提に正面に立たないことや切削屑は手カギ棒を使います。
切削屑飛散防護覆い設置と併せて保護メガネ着用も必要な対策です。
加工物の取付けや切削屑除去等の危険な個所へ接近する際は、必ず機械が完全停止して行います。
旋盤での事故災害を防止するには、適正な手順書作成し、必要な訓練は欠かせません。
▽タイト「大浜海岸」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。

▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
墜落制止用器具(安全帯)の新規格が、厚生労働省より1/25に告示されました。
少し遅れたようですが、2/1からの適用に向けての発表です。
既に、インストラクター及び特別教育修了者も続々誕生しています。
その教育等で説明されている内容のようです。
新規格は、原則ISO規格に倣っていますが、一部JIS規格も認めています。
新規格では、フルハーネスの主たる部分の幅が40mm以上でその他の部分で20mm以上です。
日本で唯一認められる胴ベルトは、幅50mm以上となりました。
現行規格では、胸ベルト等が40mm以下もあり、2/1以降は新規格で販売されることでしょう。
尚、現行規格での安全帯製造は、今年7月末まで可能ですが、2/1以降は各メーカー共に新規格に移行されるでしょう。
そして、昨年6/22に公表されたガイドラインも重要事項が書かれていますので、一度確認しておく必要があります。
しばらくはフルハーネス安全帯騒動(?)が続きそうですが、しっかり学習されることを望みます。
▽タイトル「朝露」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
寒波到来で寒い日々が続きそうが、元気にお過ごしでしょうか。
この時期に気になりますのが、脳出血です。
脳出血は、高血圧によって脳内血管の破裂や切れで起こります。
冬季は、気温低下により血管が収縮し細くなった血管に血液を送ろうとして血圧が上がります。
その結果、脳出血が引き起こされます。
この脳出血は、自覚症状に乏しく、突然発症しやすいようです。
ただ次のような自覚症状が言われています。
・頭痛が続く。
・目が見えにくい。
・物が二重に見える。
・極度の倦怠感や疲労がある。
・意識がもうろうする。
・持っていたものを急に落とす。
・片足に力が入らず歩く際に転ぶ。
予防対策ですが、喫煙や多量飲酒を控えること、過度のストレス、睡眠不足を無くします
その他、急激な温度差で体を冷やさないことや塩分のとりすぎも避けましょう。
一昔前は、脳出血と言えば高齢者の病気でしたが、近年は若い人も発症しています。
自分は大丈夫と過信せずに、積極的に予防策を講じましょう。
▽タイトル「ひととき」
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写真撮影は、私の兄三浦秋男氏です。

▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
整理整頓(2S)で重要なことは、必要なモノだけを身の回りに置くことです。
日頃からの片付けが大切な理由がここにあります。
例えば、イチロー選手の片付け(整理整頓)術は、有名です。
遠征や試合に持っていくバッグの中には、必要なモノ以外は全くありません。
ヒットを打つことや守備をするときに、最大のパフォーマンスを発揮できるよう身の回りの2Sにこだわっています。
ルーティン作業としての準備運動やトレーニングと併せて、2Sを徹底されています。
また自室の公開があったのですが、2Sの徹底振りは見事です。
自分は天才ではないと言い続けられていますが、もしかすると2Sの天才かも知れません。
不要なモノを捨て、必要なモノだけを追求することで実力発揮しているのでしょう。
私たちも日々色々な業務を遂行し、時には勝負の場面もあります。
そんな時に、実力を十分に発揮するには2Sは欠かせません。
身の回りも心の中も常に2Sを実行することの大切さを学ばせてもらえます。
▽タイトル「春の息吹」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
受動喫煙防止対策は、2020年4月施行に向けて、各事業所では対応されていることでしょう。
1年ほど前から関心の高い事業所も多く、かなり進んでいることと思っていました。
最近お邪魔してみますとその頃と余り変わっていないのにびっくりします。
昨年7月に健康増進法が改正され、ニュースにも頻繁に取り上げられ対策も早まると感じたのですが・・・
この問題の難しさを改めて感じています。
特に、大規模事業所やその地域でのトップクラスの団体の遅れは、気になるところです。
行政の方も、水面下ではかなり動いています。
改正健康増進法の施行期日ですが、国及び地方公共団体では、今日(1/24)からです。
また、学校、病院、行政機関等は、今年の7/1が施行期日です。
タバコは依存性が強く、辞めにくいことは良く分かります。
しかし、非喫煙者へ害を及ぼすことだけは、絶対に避けねばなりません。
▽タイトル「開花しはじめ(運動公園)」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
プレス作業は、スライドの2度落ち等のトラブルが起きれば重篤な災害となります。
そのため、労働安全衛生規則や指針などで多くの規制があります。
特に、作業開始前に決められた項目の点検実施や日常管理を求めています。
作業開始前点検は、チェックリストにより行われていることでしょう。
点検する際は、機械のスイッチに鍵をかけるか「点検中」札を取り付けてください。
点検者の安全確保を忘れないでください。
クラッチ、ブレーキ、スライド等の損傷状態や作動状況を確認します。
安全囲いや安全装置が、正しく作動するかも入念に調べます。
点検終了後、電源スイッチや切り替えスイッチが停止状態にあることを確認します。
そして、点検終了後の措置が大切です。
点検者は、異常を発見した場合は、直ちにプレス作業主任者又は責任者へ報告します。
責任者等の指示のもとに異常個所の補修をする必要があります。
作業前点検は、その日の安全を確保する大切な作業であり、しっかり実施しましょう。
▽タイトル「カエルの眼」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
事業所の現場へ入りますとボール盤の姿を必ず見かけます。
ボール盤は、製造業での基本的な機械のようです。
ボール盤は、誰でも気軽に取り扱え便利な機械ですが、それだけにケガも多い設備です。
次のポイントを押させてケガのない作業が望まれます。
・ボール盤は、作業台や床にボルト等でしっかり固定する。
・穴径にあった回転数を選んで作業する。
・ドリル取付け後、チャックハンドルを外したことを確認する。
・大きな穴は、下穴を開けておく。
・工作物保持にバイスを活用する。
・よく切れるドリルを使う。
・手袋の使用厳禁。
・作業の都度、手元スイッチを切り自然に回転が止まるのを待つ。
・作業終了後、ドリルを外し切粉の掃除をする。
・保護メガネを使用する。
以上、10のポイントを守りケガの防止を図ってください。
▽タイトル「昨日のテレビ画面(魚露目レンズ使用)」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

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