田中安全衛生blog

安全衛生全般についての日々の出来事や感じた事を書いています。

2018年08月

ご安全に。
事業所での事故災害の原因のひとつに不安全行動があります。
そこで、人は何故不安全行動をするのでしょう。
ある安全の専門家の方は、次の二つを言っておられます。
まず一つは、「決めた内容に無理がある」場合です。せっかく安全基準を決めても、あれもこれもでは出来ません。
よく「紙に書いて渡して置けばできる 」と思われがちです。でも、そこに無理がないかどうかをよく確認することが必要です。
もう一つは、「守っていないことを管理監督者が見逃している」ということです。
あるケースですが、いくら言っても勝手に安全装置を外して機械を操作し、ついに指切断した社員がいました。
上長の課長は、その社員の家へ謝りに行き、彼がいつも勝手に安全装置を外してしまうことに腹を立てていたので、そのことを父親に話しました。
すると、その父親は穏やかに課長の話を聞きました。
そして、「確かに、この事故はうちの息子が悪かったせいです。でも、課長さんの仕事は、うちの息子をぶん殴ってでも、安全装置を使わせることではないですか」と苦言を言われました。
その課長は、「言われて初めて管理者としての安全責任に気が付いた」と言っています。
「しょうがない、まぁいいか」と見逃してしまうことが、不安全行動の無くならない原因なのです。
不安全行動を見逃すことによって、いつのまにか危ないことが独り歩きし始めることが、一番大きな問題ではないでしょうか。
▽タイトル「夜の河川」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
これは、鎌倉時代の吉田兼好によって書かれた「徒然草」の話です。
『馬はみんな手ごわいもの。人の力は、馬と張り合えないことを知らねばならない。乗る馬をよく見て、その馬の強いところ、弱いところを知ること。次にくつわや鞍の器具が危なくないか調べ、気に掛かることがあれば、その馬を走らせてはならない。これが馬乗りの秘訣だ』
今から700年近く前に書かれた書物ですが、現在の安全につながる教えです。
馬に乗る秘訣は3つと言っています。
一つは、馬の力は強い。二つは、馬の状態を良く見て乗る。三つは、道具を良く見て乗る。
そして、少しでも心に引っ掛かることがあれば乗ってはいけない。
つまり、不審なところがあったら絶対に乗ってはならない、という教えです。
当時の馬は、大変に便利であり、危険な乗り物だったでしょう。今では、特別なところへ行かなければ、馬に乗れません。
鎌倉時代の馬は、現代では何を意味しているのでしょうか。
安全は自らの目でしっかり確認することの大切さ学ばせてくれます。
▽タイトル「ニョキー」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
職場での職長は、最も重要な位置づけと言っても良いでしょう。
職長の職務は、職場の安全、部下の健康、納期、品質、士気、他部門との連絡等あります。
その上に設備や企業風土、職場の人間関係等もからみあっています。
とりわけ、安全と健康が大切なことは職長教育で学んでいます。でも、その日の納期や不良が発生するとそちらへ力を注ぐ現実があります。
職長に起こる日常的な問題を処理しながら、職場の安全や部下の健康を第一に考えるのに頭を痛めておられることでしょう。
そのためには職場のコミュニケーションを良くすることです。
職場の良好なコミュニケーション向上には、3つの技法を守ります。
一つは、仕事内容について「納得と共感」を得るように説明します。
2つは、傾聴法により仲間の話を聞きます。
3つは、部下への支援、指導法として有効な質問による気づきを促すようにします。
職長は、この3つの要素を守ることで職場が活性化されてくるでしょう。
▽タイトル「暑い日」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
作業指示が適切に伝わっていないと、安全・品質・能率上で支障が起きることがあります。
その原因の一つに、指示が相手に伝わっていない場合が多いようです。
指示を出す人が、作業のポイントを充分に理解していない場合もあります。指示を受ける人の意識も低く、聞いていないこともあります。
また、曖昧で一方的な指示は、上手く伝わりません。
大切なことは、実際の作業場所で具体的に指示して確認することです。
作業する場所に行き、いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)の5W1Hを明確にすることです。
これで曖昧でマンネリな指示が防げます。
そして、一方的な指示に成らないように、指示を受ける人の意見を採り入れます。
指示ミスで事故災害が起こり、取り返しのつかない事態に成らないようにしましょう。
▽タイトル「朝の光」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
事業所内での職場ではさまざまな問題が発生します。
その問題の中でも労働災害の発生は、最も重要な問題と言えます。
労働災害は、「絶対にあってはならないもの」です。
不幸にして、労働災害が発生した場合は、その職場で2度と同じことが起きないように対策せねばなりません。
また、他の職場でも同じようなことが起きないように対策を講ずることが必要です。
そこで、災害原因と対策の検討に当たり必要な労働災害分析手法について理解を深め、手法の習得も重要となります。
一方、「労働災害によって安全を学ぶな」という戒めがあります。
いったん労働災害を起こせば、本人だけでなく家族や仲間の悲しみは尽きず、失った命もかえることはありません。
本当の安全とは、労働災害という過去から学ぶのではなく、労働災害をもたらす危険をあらかじめ見抜いて取り除くことでしょう。
▽タイトル「野焼き」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。

▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
ある駐車場での風景です。
1台のボンゴタイプの車が駐車枠に入れようとしています。
私の目の前をサーと通り過ぎ、素早い動きで後退し駐車されました。
運転手の方は、一度も窓を開けて後方や周囲を見ることはありませんでした。

私は、それを見て「上手だな~」と思いながら、「いつか事故を起こすだろうなあ~」とも感じました。

恐らく、高性能のバックモニターを備えており、それによりハンドル操縦しているのでしょう。
バックモニターは、見えない場所を映し出してくれて、大変に便利なものです。
でも、安全を100%保証するものではありません。
人は、小さな画面を見る時に見間違えます。また、モニターに映った映像以外は見えません。
更に、モニターの映像に集中して、他が不注意になります。
バックモニターだけ見て後退しても、安全とは言い切れないのです。
バックモニターは、運転手が見えないところを映し出してくれるものです。運転手が自分の目で確認できるところは、自らの目で確認すべきです。
バックモニターと自身の目の両方で安全確認して後退しましょう。
▽タイトル「大正蓮」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
50人以上の事業所では、安全衛生委員会の設置が義務付けられています。
この委員会は、労働災害等の対策方法を調査や審議する機関です。安全衛生の規定の作成等も審議しなければいけません。
現実には、事務局からの報告や伝達事項で大半の時間を費やしていませんか。
これでは調査審議機関として物足りない委員会となりマンネリ化してきます。
安全衛生水準を継続的に向上させたり、委員会での合意事項を施策に反映させるにはどうしたらいいのでしょうか。
更に、フォローアップなどで悩んでいるスタッフも多いのではないでしょうか。
委員会の活性化は、職場風土にも影響すると言われています。
委員会の議長は、事業所の最高責任者であります総括安全衛生管理者です。
この総括安全衛生管理者の姿勢が、事業所全体の活性化に影響することは間違いありません。
そのためには、スタッフは事務局として議長を上手に使わなければなりません。
議長には、事前に検討項目や進め方等の根回しは欠かせません。
特に、進め方が場当たり的ですと大きく方向性がずれてきます。このずれを修正するには、大変な時間と労力を要します。
委員会では調査審議しますが、決定権はトップにあります。そして、実際に実行していただくのは現場の方一人ひとりです
安全衛生委員会と職制を一致させることで、確実な実行ができます。そして、職場の方にも施策推進の責任を持ってもらうことが何より大切なのです。
▽タイトル「ベル」

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▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
早朝の国道は、車の往来が余りありません。
私は、その国道を2回程、歩いて渡らなければいけません。
目の前の信号機は、赤信号ですが左右を見渡しても車も人も見えません。
このような状況の時、あなたは青信号に変わるまで待ち続けますか。
事故災害発生現場へ向かい、発生原因を検証する過去の私を思い起こします。「何故、ルールを守らなかったのか」とよく言っていました。
色々と話していると、「守らなくても安全と思った」と言われる方が居られました。
これは、一人で青信号になるまで待ち続ける心境と似通っています。
交通信号で青信号を渡るのは、安全だからでしょうか。
本当に、青信号は安全でしょうか。早朝の国道では、車側の赤信号を無視して通り過ぎる車を見掛けます。
つまり、ルール遵守と安全は直接には関係しません
赤信号で待ち続けるのは、止まれのルールがあるからです。更に、ルールを守っても安全とは言い切れません。
私たちは、ルールを頑固に守り続け、安全を確認してから行動を起こしましょう。
▽タイトル「おぼろ月」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
これは、ケガは油断した時に起こるという昔話です。
あるところに有名な木登りと言われる男がおりました。
この男は、人へ指示して高い木に登らせて枝を切らせます。とても高く危なく見える間は、何も言いませんでした。
そして、降りてくるときに軒の高さくらいになったところで「ケガをするな、注意して降りろ」と言葉を掛けました。
それを見ていた人が「これくらいの高さでは、飛び降りても大丈夫では?」と問いました。
すると「高くて目がくらみ、枝が折れそうで危ない間は、自分で恐れて用心するので、注意しろと言いません。ケガは、安全なところになってから必ず起こすものです」と答えました。
人は、安全なところと思った瞬間に、気が緩み緊張の糸も切れてしまいます。この現象は、危険から少し離れても同じで、安心し油断が生まれます。
管理監督者の方は、このことを理解して置かないと事故災害は無くならないでしょう。
▽タイトル「安来港」
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▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
色々な事業所へお邪魔して話をすると作業手順書が無いということをよく聞きます。
日々の作業は、それなりにしているとのことです。
新人が入ったら、ベテランの方より見様見真似で教わっているようです。
作業手順は、作業内容を主な手順に分解し、最も良い順序に並べ、手順ごとに急所を付け加えたものです。
従って、最も良い順序かどうかは別にして、日々作業している手順を箇条書きにします。
その項目毎に、成否・安全・やりやすくの急所を加えれば、取り合えず手順書の完成です。
一番拙いのは、作業を知らない事務所の方がPC上で作ることです。
そして、手順書と実作業が乖離して存在してしまうことです。
事務所のPC上の手順書より、現場の作業者の箇条書き手順書がはるかに良いでしょう。
この箇条書き手順書を現場の皆で話し合い、精度を上げることです。そして、日々変化しますので、定期的に見直しを掛けます。
事業所内での手順書がPC上だけの手順書では、無いのと一緒です。
作業手順書は、みんなで作って生きたものにしましょう
▽タイトル「大山寺」
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▽田中安全衛生コンサルタント事務所

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