田中安全衛生blog

安全衛生全般についての日々の出来事や感じた事を書いています。

2018年04月

ご安全に。
イチロー選手のルーティンは、あまりにも有名な話です。
何回ものストレッチや四股踏みの映像をよく見ます。健康管理の大切さや大きな怪我で離脱しない理由を教えてくれます。
スポーツ選手に限らず色々な分野で活躍している一流の方には、様々なルーティンがあります。
そんな方と私を比べるには余りにもお粗末なのですが、私にもルーティンがあります。
安全衛生職場へ配属された時に、早寝早起きを実践しようと決心しました。安全衛生を担当するものが病気や浮かない顔をして巡視してはいけません。元気な姿と言葉で接しなければ現場の方へ失礼と思ったからです。
そのために出社前1時間ウオーキングをすることにしました。今日も実践し、ずーと続けています。
早朝のウオーキングは、いいことがいっぱいあります。
薄暗さから段々朝の光がさしていく瞬間に遭遇するとやみつきになります。何故だか、その日は得した気分に成ります。今日も一日頑張ろうと気力が湧いてきます。ですから私は、夜明け前が大好きです。
そして、職場へ出向く時は、元気な姿を見せて笑顔で元気な言葉を掛けてあげることです。一人でも多くの働いている方が、笑顔で元気に活躍されることを祈って止みません。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
この時期どこの職場でも新人が出社すると「おはようございます」と明るく元気な声で挨拶してきます。多くの先輩社員は、元気をもらった感じで「おはよう」と返します。
しかし、なかには挨拶されても下を向いたまま知らぬ顔で過ぎ去る人がいませんか。
いつものことですので、しょうがないと言えばしょうがありません。しかし、新人はこんなときにどう感じるのでしょうか。
朝タイミング悪く同僚と挨拶できなかったり、挨拶しても返事が返ってこなかった日は、何となく暗い一日になったことはありませんか。
挨拶の基本は、自分から進んでするか、目上や先輩から先にするものだと思います。挨拶はマナーの基本でありそれを教えるためです。
新人は、先輩の振る舞いや行動をつぶさに見て習おうとしています。先輩は、格好の良いことを数多く言っても行動が伴っていなければ駄目です。
新人が数ケ月後には下を向いたまま過ぎ去る人に成らないように、自分から進んで挨拶しましょう。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
我が国は少子高齢化で生産性人口が急激に減っています。それを補うのに高齢者や女性労働者が増えています。それにも増して、外国人労働者が急増しているようです。
外国人労働者は、総雇用者の約2%に当たる約130万人です。つまり、製造業や建設業等で働いている方の50人のうち1人は外国人という驚きの数字です。
職場に外国人がいないのが珍しいと言えるかもしれません。
しかしながら法整備や受け入れ態勢等は、大きく遅れていると言わざるを得ません。
製造現場等では資格の必要な作業も多いのですが、言葉等の壁もあり関係者は大変な苦労をされていることでしょう。
日本人なら分かってくれるという時代ではないようです。
手順書や標識等は外国語併記やマークの統一化、注意書き一つも外国語併記やマンガ等を多用して誰が見ても分かるようにしなければいけません。
もっと大切なことは、緊急時の声掛け言葉の教育も職場全員の方へ徹底する必要があります。
安全衛生から見れば、日本人、外国人と言う区別は出来ません。国籍に関係なく働く人の安全と健康を確保しなければいけません。
そのための法整備や体制づくりを急ぐべきです。
外国人労働者が長時間労働や劣悪な環境等の不利益を受けないよう注視する必要があります。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
4月も後半に入りました。職場では新人も配属され活気づいていることでしょう。そこで最初に教えることは事故災害を起こさないことではないでしょうか。
事故災害防止に効果があるのは、自らが事故災害を体験することです。我々は、先輩より「一度怪我をせねば一人前に成れん」とよく聞かされたものです。
しかしながら、万一怪我をすれば最悪命を亡くしたり、障害が残って一生不便な生活となるリスクがあります。
我々も経営者も事故と災害は起こしてはならないということで、どんな小さな怪我も起こさない努力をし続けています。
そこで、問題はナイフ等での切創未経験者が増えており、怖さや危険性を感じない人が多く成っているということです。
その対策として体感教育というもので実際に怪我に近い状態を体感させる訓練を数多くやったものです。
そして、最近はVR(バーチャルリアリティー)教育が注目されています。VRによる五感の刺激で実体験に近い体験が安全にできます。
また、「怖い」というリアルな感覚を得ることで、危険感受性の向上も図れます。
このVR教育を多くの事業所が取り入れつつあるようですが、片手落ちとならないことです。並行して人と人による以心伝心教育も必要です。
新人が元気な姿で出社し、安全な行動で業務をされ、元気な姿で帰社されることを願っています。
私も人と人との教育に一層力を注いでいきます。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
毎年若葉が映えるこの時期が来ると、7年前の彼を思い出します。
彼は、同じ安全衛生職場の同僚です。安全衛生の教育を短縮することにこだわりを持っていました。よく相談を持ちかけられたものです。
その彼が私に「一斉に木々が芽を吹くときの何とも言えない黄緑が好きだ」と言った3日後に星となってしまったのです。つい昨日まで話していた同僚がいないなんて・・・
それから間もなくして、あと6年となった会社生活のメインを安全衛生教育に捧げようと決心しました。
安全衛生教育はすぐには効果は出ず、100人に話しても1人が若葉を出してくれる程度と割り切ることです。同じことを繰り返し話していると2人に成りやがて3人と増えてきます。
そして、ボクシングのボディブローのようにじわじわと効いてきて、遂に事故災害と言う魔物をノックアウトできるのです。
私は、これからも永遠に安全衛生教育を一つの柱として活動を続けます。
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ご安全に。
先日保育園に出向く機会がありました。
職員数が50名以上となり年間計画作成、衛生委員会、巡視等のアドバイスでした。

色々と話を聞いてみますと、災害が起きていることや職場環境に問題があることに気付かされました。
職場環境が子供中心で職員用としては無理な姿勢や重筋作業もあることも分かりました。また勤務時間も子供の行動に優先されて線引きのない曖昧さも気になるところです。

子供の安全衛生が大切なことは当然ですが、その前に職員が安全に健康で快適に働くことが前提です。その上で子供や保護者の方へのサービスを提供することを求めなければいけません。

介護施設や保育園などのどんな職場でも、まずは働く人の安全と健康が一番です。職員の方が、素敵な笑顔で安全な行動すれば周りも安心でき、何人もの人を幸せにできるのです。逆に職員の方が、無理をして辛い顔になったり怪我や病気になれば、何人もの人を困らせます。

もっともっと製造業以外の方へも安全と健康の必要性を伝えていきたいと思います。

▼田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
私のやっていることの一つに受動喫煙防止があります。
当初厚労省は、2020年東京オリンピックに向けて面積30㎡を超える店舗は全面禁煙とする健康増進法改正案を国会提出するも猛反対されて棚上げ状態が続きました。やむを得ず店舗面積150㎡以下は喫煙を認める方向で間もなく法案成立するのではないでしょうか。ざる法にならないことを祈るのは私だけでしょうか。
ところで、我が家には度々宅配便の方が訪問されるのですが、喫煙者ドライバーが玄関に入られるとすぐ分かります。吐く息や制服に付いた臭いを持って入られるからです。
事業所へ出向いて受動喫煙防止の話をするのですが、喫煙された人の吐く息から20分間は煙草を吸ったときに出る副流煙が出ていると言われています。
またマンションなどで隣人のベランダ喫煙で悩む人も多く社会問題となっているようです。このようにたばこは、被害を受ける人がいる限り嗜好品とはいえません。
私の当面やるべきことは、吸わない人が被害を受けないようにする施策へ全力投球しなければいけないなと感じています。

▼田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
私の関係する分野の法律は、労働安全衛生法であり労働基準法と相まって働く人全員にかかるものです。そして、働く人の生命を守るための法律でもあり最重要といえるのですが、かなりてごわい相手のようで理解するには熟練を要します。
この法律の冒頭に「労働者の安全と健康を確保し快適な職場環境促進を目的」とあります。つまり、安全は怪我や負傷を防ぐことで、衛生とは健康を確保するために疾病を防ぐことですが、それだけではダメなのです。
大多数の方は、労働安全衛生法って怪我と疾病を無くせばいいんでしょうと答えられるのですが、もっと大切なことは快適な職場環境促進です。
怪我や疾病が発生すれば目に見えて分かります。目に見えることが起こってしまったら時すでに遅しなんです。
多くの事業所では、最低限の労働安全衛生法の条文を守るだけでなく、それ以上の活動を工夫しながら数多くやっています。今日一日、1カ月後、そして1年後、この先永遠に怪我と疾病を起こさないために独自の安全衛生活動を展開していることが、この法律を理解していることになります。
そのためには、安全衛生活動について多少のノウハウが必要です。私は今までの経験により事業所に合った活動をご提案させていただきますので、お気軽に連絡ください。
<ホームページURL>





ご安全に。
前回に安全と衛生を保有している労働安全衛生コンサルタントは非常に少ない話をしました。47都道府県で労働安全衛生コンサルタントのいない県を空白県と私が勝手に命名しました。命名されても余り名誉なことではないですよね。
この不名誉な空白県が3年前は12県もあったのです。そして、2年前に佐賀県が卒業されて11県となりました。
我が島根県も今年やっと卒業ですが、まだ10県が空白県だと思います。もっと安全と衛生を総合的にコンサルタントできる方が増えていただきたいのです。
そして、大小の事業所で働いている方が元気な姿で『いってきます』と言い、その朝の元気な姿のままで『ただいま』と無事に帰ることがひとりでも多くなることを願っています。
そのために、少しでもお役に立ちたいと思っていますので、あなたのご返事をお持ちしております。

ご安全に。
難関な試験の割には知られていない労働安全衛生コンサルタントですが、現在の数を考えてみましたので、ご参考ください。
この試験は昭和47年に労働安全衛生法が制定されたときより始まっていますので今まで45回程行われています。
最新の数ですが、労働安全コンサルタント987名、労働衛生コンサルタント1340名です。そして、私のように安全と衛生の両方を保有している労働安全衛生コンサルタントは、たったの145名です。45年間のトータルで日本のコンサルタントは2472名が活躍中ということになります。
この2472名を多いと思うか、少ないと思うかですが・・・。
個人の感想としては非常に少ないと思います。少ない理由のひとつに、この試験の特徴としてコンサルタントという性格上のためか60歳前後の受験生が大半であり、時短く高齢となり活動中止される方も多く、こんな数になるのでしょう。
私もこの部類に入るのですが、できるだけ長く活動できればと今更ながら思っています。
ちなみに最難関とされる司法試験合格者は、毎年2000名前後で推移しているようです。そして弁護士については4万人近くの方が全国で活躍しておられます。
私のように地方にいますと弁護士には中々会えませんが、実はたくさんおられて個人事務所開設等して頑張っておられるのです。
この数の違いがマイナー資格にしている理由のひとつでもありますよね。
また、この資格にはそれぞれ専門分野があります。私の安全コンサルタントの専門は機械ですが、807号に登録されました。つまり、45年前に第1号が出て今年の私は807番目ということです。
そして、衛生コンサルタントの労働衛生工学は、705号ですので705番目です。
こんなに数の少ない労働安全衛生コンサルタントですが、一人でも多くの方に知っていただくことと現場の方と一緒になって具体策を考えることで事業所の安全衛生レベル向上に少しでも手助けさせていただきますので、ご連絡お待ちしております。




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