田中安全衛生blog

安全衛生全般についての日々の出来事や感じた事を書いています。

ご安全に。
あなたは、5Sを知っていますか。
整理(SEIRI)、整頓(SEITON)、清掃(SEISOU)、清潔(SEIKETU)、躾(SITUKE)の頭文字をとって5Sと言います。
5Sは、1番目の整理からスタートすることが大事です。重要な項目もこの順番通りです。
この5Sは、安全や改善、改革や人材育成の基本となるものです。5Sに取り組めば計り知れないぐらいの効果が生まれます。
どこの事業所へ出向いても、事務所や職場のどこかに5S、4S、3S、2Sの看板や文字をみることができます。
でも、その看板が汚れていたり、文字が消えかかっているのを見ます。たぶん上手く機能していないのでしょう。
安全衛生にとっても、「5Sは安全の母」と言われる程に大切です。何故、大切な5Sがなおざりにされ易いのでしょうか。
やはり5Sの必要性を理解させ、やり方のポイントを説明しなければいけません。そのためには体制作りが一番大事です。5S部や改革部で良いでしょう。組織として5Sを業務の一環として組み込んでしまうことです。
事業所にとって、生産を生まない部署は設け難いようです。でも5Sに取り組めば安全に成り生産効率が向上することは間違いありません。
事業所が安全に効率よく生産を続けるためには、5S活動は非常に大切なツールです。まさに「最も安全な職場は最も効率的な職場である」の言葉とおりです。
▽タイトル「自由の広場」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
それぞれの法律には特徴があります。テレビの刑事ドラマは、刑法で繰り広げられます。
刑法を始め大半の法律は、被害者や加害者という個人から責めていきます。
ところが労働安全衛生法は、事業者から責めていくのです。多くの条文の主語が、事業者になっているのが特徴です。
従って事故災害が起きた場合は、事業者から責められるのが通例です。大きな組織では、事業者は管理監督者へ権限を委譲しています。管理監督者である部長・課長や係長が、事業者代行者として責められるのです。
安全衛生担当者になりたての頃は、管理監督者へきつい言葉を発していました。労働安全衛生法を盾に言えば、課長や係長は何も反論できず、謝るしかないのです。
その後、「何て馬鹿なことを言ったのだろうか。」と後悔し涙が溢れるのです。
よくよく考えてみれば、安全衛生の施策や仕組みがまずいから管理監督者や作業者も苦労するのです。自分が駄目と言っているのと同じことだったのです。
安全衛生管理の仕組みは大切です。事業者の方針は、分かりやすくした施策に落とし込みます。そして、計画(PLAN)、実施(DO)、評価(CHECK)、改善(ACT)のPDCAサイクルがきちんと回ることです。
このサイクルに自主的な活動を加えると、更に加速されて回ります。
労働安全衛生法は、事業者がPDCAサイクルを構築し、働く方一人ひとりの活動で回すようにできています。
これが上手くいったとき、あなたの事業所の安全衛生成績は、飛躍的に向上していくでしょう。
▽タイトル「チョコちゃん」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
ゴールデンウイークも終盤です。
多くの方は仕事場を離れて家族とのふれあいを楽しんでおられることでしょう。
私の業務は、労働安全衛生ですので働く方が対象です。労働者が、働いている時間の安全衛生ということになります。でも本来の安全衛生は、働く時ばかりではなく家庭も含めた24時間が大切です。
私の先輩は、寝ていて知らぬ間にタンスを蹴り、重量物を落下させ足を骨折してしまいました。睡眠中も安全に気を付けねばならないのです。
安全の世界に入った頃、普段着の安全衛生という言葉を聞いたことがあります。自分も含めた身の回りの安全衛生は、24時間常に気を配る必要があります。
今日も素晴らしい一日をお過ごしください。
▽タイトル「ちびっこサッカー」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
しばらく事故や災害がないと安全衛生活動が万全と思い込みがちです。
そして、ひとたび事故や災害が発生すると歯止めが効かなくなります。負の連鎖とよく言われます。
危険の芽が出てくる前に摘み取ることが大切です。難しいことですが、いろいろなツールを利用すれば問題点が顕在化できます。
ヒヤリハット活動や提案活動などで働く方の一人ひとりの生の声を活用することです。
事業所として方針を掲げても中々根付くものではありません。一人ひとりの言動や職場としての行動は慣習もあり変えにくいものです。
多くの事業所では安全文化の構築で事故や災害の無い状態を過ごしていることでしょう。平穏無事な時こそ危険な状態と捉えるチャンスです。
今こそ意識を変えて、手抜きは無いか、危険個所は無いか、巡視で確認しましょう。併せて、たくさんの教育と安全衛生活動で危機意識を一人ひとりに持たせれば、転ばぬ先の杖となります。
▽タイトル「室谷の荒おこし」
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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

ご安全に。
職場巡視で安心するのは、順調に作業が進んでいるのを見る時です。でも中には、トラブル処理でカリカリしているところへ出会うこともあります。
作業者は、早く復旧させようと焦っている様子も伺えます。安全カバーを開けたままや可動部へ手を出しそうな状態も見受けられると一声掛けます。
本当は、トラブったときこそ焦らず一呼吸置いて最初から基本通りに作業すれば良いのです。でも中々そのような心境にはなりません。
私は、若い頃、工場の消防車を運転していました。消防車の運転手は機関員と言われ、火事場に着けば貯水槽等から水を取り放水させることが責務です。
この任務の重さは想像以上で多くの訓練や座学等で培ったものです。
でも、いざ本番で出動すると緊張や焦りから手順を間違えたりして放水できないことがあるのです。
大先輩機関員より、「トラブって放水できない時は、元に返って最初から手順通りやり直すこと」と口酸っぱく教わっていました。
この教えは、今でも忘れることができません。
私は、何かでトラブったりしたときは、心の中で指差し呼称をして手順通りやり直します。結局これが近道で早く元の状態へ安全に復旧できるのです。

▽タイトル「眼」

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写真撮影は、私の兄 三浦秋男氏です。
▽田中安全衛生コンサルタント事務所

 http://www.tanakaanzen.jp/

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